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中島祥貴税理士事務所
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“購入とリース” 分かれ目は
「今期が黒字か赤字か」
IT機器を導入する際、購入するか、リースにするかで頭を悩ませることがありますが、どちらもメリット、デメリットがあるので会社の経営状況から判断することが不可欠です。
リースのメリット
購入と異なり一時的に多額の現金を必要としないので手持ちの資金を有効活用でき、資金 繰りを安定化させることができます。また、固定資産税の支払いやリース物件の保険加入はリース会社が行うため事務管理が楽になるほか、中小企業の場合は、リース料を全額経費 にできるので経理事務軽減ということも見逃せません。
リースのデメリット
購入するより割高になることです。金利相当額や保険料相当額は割安であっても、維持管理相当額やリース会社の利益が乗っていますので、リース料の総額でみると割高となるケースが多いです。また、リース物件が陳腐化したときの対応も考えなくてはいけません。というのもファイナンス・リース取引の場合、中途解約ができないため、新機種への変更やバージョンアップなどが難しくなります。
税制面から考えると、購入の場合、機器の特別償却等が認められているので、条件に合えば購入した年に購入金額の多くを損金計上することが可能です。
つまり、今期黒字が望める場合には、購入したほうが税務的にはメリットがあるわけです。
一方で、機器を購入すると「固定資産」としての管理や納税申告など、煩雑な税務上の管理が必要となることには注意してください。
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