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中島祥貴税理士事務所
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本日は 広告からの 情報収集について お話し致します。 税務署には、 資料部門という セクションがあります。 この部門は、 どのような仕事を しているかと 言いますと、 雑誌などを 眺めては、 広告のページなどの 切り抜きを 集めています。 皆さんも ご覧になったことがあると 思います。 雑誌の裏表紙に 掲載された 「幸福を呼ぶネックレス」 などの広告。 一面に 広告が出せるということは、 相当な収益が 見込めなければ、 出稿できる モノではありません。 過去にも 実績があったことが 予想されます。 この手の広告は、 似たような商品が いろいろな雑誌に 掲載されています。 販売元の社名も 違うことで、 随分たくさんの会社が あるようにも 思えます。 しかし、 実際には それらがマンションの一室に存在し、 発送作業は すべてアウトソーシング、 経営者は 家族三人 役員報酬6,000万円という 莫大な利益を 得ていた ケースもありました。 これらの実態は、 会社の申告書だけでは 見抜くことができません。 その為に こういった日々の情報収集 が物を言うのです。 同様に 風俗店の広告も 大変貴重な 情報源となります。 風俗店は、 会社経営ではないので、 経営者の正確な情報が 掴みづらいのです。 マンションの一室で 営業するような 無許可の店舗も多く、 店名も 短期間で コロコロと変わります。 しかし、 こういった風俗の業種は 新聞・雑誌・フリーペーパーなどに、 どうしても 集客を頼らざるを得ません。 ですから 広告を調べることで、 店舗の場所を 捜し出すことが できるのです。 大きな繁華街では、 調査官が 定期的に 店舗の場所や店名を、 地道に歩きながら エリア一帯を 調査します。 無許可店や 外国人労働者を 不法に雇用するなどの実態を、 調査するために、 警察と 連携をすることも あります。 これらの風俗店は、 暴力団の資金源に なっていることも多く、 その全容を 解明するため、 まず税務調査に 入るケースも あるのです。 店の帳簿を 調べていくと、 高額な書籍購入代といった 様々な使途不明金が 浮かび上がり、 これらお金の流れを 辿ることで、 大元をつきとめることが できます。 また、 そこで働く女性従業員などに 支払われる給与から、 きちんと 個人の確定申告が なされているかなど、 その調査は 細かく行われます。 昼間は 会社員として 仕事をしながら、 夜は キャバクラで アルバイト。 そういった 副業をする女性も 増えてきました。 市や区の役所に 問い合わせすれば、 住民税などから おのずと 年収がわかります。 副業分は、 確定申告をしなくても バレないと 安易に考えてはいけません。 このように 広告は、 ひとつの店舗の 脱税だけではなく、 個人に至るまで 多岐に調査対象が広がっていく 貴重な情報源なのです。 ご相談、ご不安なことが ありましたら、 お気軽に 中島税理士・行政書士事務所まで お問い合わせください。 セカンドオピニオンとしても 税務調査対策としても ご提案を致しております。
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